70歳を超えると旅行に行く機会が激減する!
シニア層の旅行回数
平成28年5月国土交通省 国土交通政策研究所「国内宿泊旅行拡大に関する調査研究」によると、日本の将来人口は、2014年約1.27億人、2040年約1.07億人、2060年約0.87億人、それに伴う旅行人口は2014年約1.60億人、2040年約1.35億人、2060年約1.09億人とされており、人口減少に伴い、国内宿泊旅行市場は縮小すると考えられています。
現在の一人当たり年間平均国内宿泊旅行回数を見てみると、60代までは年1.4回なのに対し、70代以降年齢が増すにつれて急激に旅行回数が低下する傾向にあります。
シニア層の旅行機会を増やせば国内旅行市場の拡大する
ただし、70歳以上が60代の旅行回数を維持できれば、旅行回数の増加と世代人口の増加の相乗効果で国内宿泊旅行市場を拡大させる可能性があります。
一方で旅行をしなかった理由の分析を見ると「健康上の理由」というのが70歳以上の約3割を占めています。(※図2) 特に歩行への不安が大きく、歩行環境を整えることで、旅行回数を維持させる可能性があります。
70歳以上の高齢者が60歳と同じ回数(1.41回)を旅行した場合の試算結果も出ており、旅行市場の拡大効果は約5,200億円という調査結果も出ています。
シニア層の旅行回数
一方でシニア層の身体的な衰えに対する調査結果を見てみると、腰痛、手足の関節が痛む、手足の動きが悪い、といった足腰に関するお悩みが多いようです。その中では車椅子を日常的に使われている方もいらっしゃいますが、ほとんどの方は手摺や家族の介助のもとご自宅で暮らしていらっしゃいます。
歩行や動きやすさの不安が解消されれば、旅行に行きやすくなる方も多いということです。
弊社ではこういった市場の状況を踏まえ、今後高齢者でも安心してお使いいただけるような民泊施設を増やしていきたいと考えております。